ガーナ農村部の命を救うための医療施設の提供
世界保健機関(WHO、 2021年)によると、ガーナの患者の数に対して医師は1人で、患者数は6,355人にのぼる。この数字は、WHOが世界的に定めている「患者1,000人に対して医師1人」を下回っている。ガーナの多くの農村部には、医師やその他の主要な医療従事者がいない。このような状況は、特に乳幼児、妊婦、子供、若者の間において防げる多くの病気や死を招いている。
有能な医師はなぜ地方に行かないのか?
ガーナの有資格医師のほとんどは、学校で医学研修を受けた後、ガーナの地方への赴任を希望しない。これらの医師は、むしろガーナの都市部、特に主要な首都に駐在することを好む。ガーナのこのような生命を脅かす状況は、西アフリカの16の行政区域に医師が公平に配置されていないことが主な原因である。ガーナの医師が都市部に集中しているのは、主にガーナの農村部に快適な宿泊施設や社会的設備がないためである。
ガーナ農村部で死者が出ている現状

このため、ガーナの多くの農村部では、医師や看護師などの主要な医療従事者が不足している。今日、ガーナの多くの村には医師がおらず、患者は重要な医療を受けるために何キロも離れた都市部まで行かなければならない。そのため、ガーナの農村部では、防げるはずの多くの死が発生し、深刻な健康状態が蔓延している。
ガーナ東部地域のオシム-アキムにあるHawa Memorial Saviour Hospitalのような地区病院では、2015年には、11,000人以上の人口に対応する医師は1人しかいなかった。2018年、ABNはパートナーであるCouncil on International Education Exchange(CCIEE)およびその他のドナーからの支援を受けて、ガーナ東部地域のオシムにあるHawa Memorial Saviour Hospitalに医師・看護師宿泊小屋を建設するための地域保健支援プロジェクトを実施した。現在同病院の医師と看護師を寝泊まりできる3階建ての医師・看護師用宿泊小屋は、ガーナ東部地域東アキム地区の医療提供の中心的役割を担っており、これまで医師が1人しかいなかったこの地域に約6人の医師やその他の医療関係者が常駐できるようになった。ABNは、ガーナの医療状況を改善するため、医師やその他の医療専門家のための近代的な宿泊施設の建設を支援し、ガーナ全土における医師の配置を均等化し、恵まれない貧しいガーナ人の大切な命を救うために尽力している。
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